たばこの臭いが消えました。
ギターに空気触媒を試しました。

喫煙者と被喫煙者の大きな溝は今後も埋まらないでしょうね。

( ̄〜 ̄;)ウーン・・・

私は被喫煙者(非喫煙者という表示もありますね。どっちが正しいのでしょう。)で,先祖代々親もタバコを吸いません。

それでこの臭いにはまったく免疫がありません。

そうなるとタバコの臭いには耐えられないものがあります。

<(T◇T)>わぁああああ!


中古車もタバコの臭いで査定が下がりますよね。
家の内装もタバコで汚れれば価値が下がります。

この臭いが,なんとギターに付いてしまう場合があるんですね。


私のこれまでの経験ですと,マホガニーの場合はそれほど強くないのですが,ローズの独特の甘い匂いとタバコの臭いが混ざり合ってかなり強烈な臭いになる時があり,そういうギターを弾いていると気持ちが悪くなる場合があります。

部屋にそのギターを置いておくだけで部屋の匂いが変わる場合があります。


気持ちよく吸っている方には申し訳ないのですが,この臭いが耐えられない方も少なくないことを覚えておいてくださいね。

(  ̄− ̄)フムフム


こういうギターを入手してしまった場合にどうしましょう。

消臭剤でタバコの臭いは取れません。タバコの方が強力ですね。

リセッシュのような匂い消しの力は一時的ですね。


(ー'`ー;) ウーン


調べてみましたら,あるんですね。

これはかなり画期的です。
まさに21世紀型の驚くべき商品だと思います。

臭い消しとは根本的に違うものです。
まったく違う方法で臭いを消します。
分解するというのが正確でしょうね。

本来はシックハウス対策や車などの消臭などの目的の物ですが,抗菌スーツなどにも応用されています。
画期的な決定版の臭い消しでしょう。

ウィルサポートHP

私の理解で間違っているかもしれませんので,専門的に知りたい方はウィルサポートのHPから勉強してくださいね。

このセルフィールという液体をエアガンで臭いの対象にスプレーします。

これは部屋でも車の内部でもいいのですが,例えばガラス面にスプレーするとします。

霧状にスプレーします。

ガラスの鏡面の凹凸が20ナノミリだとしましょう。
このセルフィールで施工される物質の分子が2ナノミリだと言うのです。

それで,ガラスの凹凸に分子が入り込んでしまうので,施工後は拭いても洗っても取れなくなるというのです。

その分子は臭いの分子をキャッチして即分解するというのです。
その過程が半永久に続くというのです。

一度スプレーすればあとは何も要らずに,臭いの原因を分解し続けてくれるというのです。

それで,結果として臭いはその空間には発生しなくなるというわけです。

臭いの元を取り除くわけではなく,実際は付着しているのかもしれませんが,臭いが出ないように分解し続けるというのが説明だったと思います。


まあ,何よりも実際にやってみるのが一番です。

(≧∇≦)b なるほどっ!


私のギターの中でもローズとタバコが一緒になった臭いが気になるギターがあります。

それを実験体にしてみましょう。


岩手県にあります,バーラルオフィスサービスにお世話になります。

(ノ^_^) ハイ!




マーチンのOOOのローズモデルです。




うーん確かに臭います。
サウンドホールから来る部分が気になります。
ローズとタバコが混じっています。しかも,内部の拭き掃除は無理でしょう。

トップにも少し臭いを感じます。



ハードケース内部も少し臭いますね。
ではケースから施工してもらいましょう。





エアーガンでこの度は防カビ効果もある「カーフィール」の方を施工してもらいました。
家屋などには「セルフィール」という方を使うようです。
本来は車用ですが,楽器でも十分に効果があるということでした。

霧のように噴射されているのが見えますか。




全体にしてもらいます。すばやく丁寧にしてくださいました。

一応水分が付きますが,これがあっという間に揮発していきます。


いよいよ本体です。
裏側から行きましょう。






なんだかギター本体に水分が付くというのは,普段湿度を気にしている私にしてみれば気になる部分ですが,その心配はまったく問題ないことを次の画像でご覧ください。

スプレーされた水分はあっという間に揮発します。
その過程を3枚連続で撮影しました。




これが・・・。




こうなって・・・。




こうなります。


これが数秒間でこうなるのです。
水滴が玉になるほど同じところにスプレーしなければまったく問題はないと思います。

ギターの艶などにはまったく問題ありません。

そう考えると施工者の技術もいくらか関係してくる部分ですね。

さらっと何回かやる方がいいという感じでしょうか。
丁寧に1回でやりすぎると,水滴がたまって返ってだめなんでしょうね。





いよいよトップ側です。
グロストップですので,この艶がどうなるでしょうか。




サイドもしますよ。




指板もサウンドホール内もしました。
一時的に湿度が上がった状態になりますが,すぐに揮発します。

完成です!

では,臭いはどうでしょうか。





(ノ°ο°)ノ オオオオ
ほとんど臭いません。

お話ですと1週間くらいの時間をかけてより完全に臭いを分解していくので,今わずかに臭いが残っても大丈夫ですよということでした。

そして,今はこの「セルフィール」(カーフィール)を施工してから10日以上経ちますが,サウンドホールからローズの臭いがするのです。

ローズの甘いような独特の臭いがします。
タバコを吸わない生徒さん数名にテストしてもらいましたが,タバコの臭いは感じずに,皆さん「これは木の匂いですよね。」と言われます。


d(>_< )GOOD!ベリーね!



今までタバコの臭いのギターで困っていた皆さんにはこれはかなり朗報ですね。

ギターショップの皆様も少し高級ギターの場合は考えていただけたらいいと思いますね。

ショップに出す前にこれを施工して・・・「当店のギターは今後も臭いません。」とか「抗菌,杭臭ギター」とか新たな基準ができたりしますよね。

そう考えれば,メーカーが最初に採用して,「わが社のギターは臭いが付きません。」とかそういうのもいいですね。

(⌒Θ⌒)ぷぷぷっ♪


本文にも書きましたが,ローズウッドは独特の甘い香りがあります。
テイラーなどが採用するサペリもかなりチェリーパイのような甘い香りがあります。

これにタバコの成分が混じるとかなり苦しい臭いになると思います。

もちろん香りではなく,匂いではなく,臭いという感じですね。

ローズのギターを中古で買って何だかくさいなーと思われる方は実はタバコと混じっている可能性がありますよ。


施工価格などは思ったほど高いわけではないので,一度メールしてみたらいかがでしょうか。


空気触媒のバーラルオフィスサービス


おそらくいろんな場所にカーフィールを施工するところはあると思いますが,バーラルのスタッフは数名がミュージシャンでギターを持っているところがいいですね。(一人はD45Vを持っていました。)

やはり,施工は楽器に慣れた人にお願いしたいところですね。

(ノ^_^) ハイ!


今回は時間がなくて,車に施工できなかったのですが,やはり,次回は車にも施工してもらおうと思っています。

本来これこそメーカーがすると「抗菌,抗臭自動車」になっていいと思いますが。

ちなみにほんの少しだけ液体が最後に残ったので,私の靴にしてもらいました。これで抗臭の靴になるでしょうか。


病院の待合室とか,音楽スタジオ,ホテル,レストラン,喫茶店,お店関係もすべて臭いがあっては価値が下がるところは沢山あると思います。

さらにエアコン内部にも効果があるようですし。

これで解決するなら,まさに21世紀型の消臭,抗臭ではないかと思いました。

将来的にも抗臭効果が持続するというのがすごいですね。


鼻が利く皆さんにぜひお勧めです。


O(≧∇≦)O イエイ!!






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