ナット,サドル用ジグ 予約開始! 世界初かも?
あなたのギターは本来の音が出ているでしょうか?
この簡単な作業で音が良くなります!

いただいたメールには私の調整の秘密を公開することになる事を心配してくださる方もおられました。
ありがたいことです。しかしながら,私が思っていることは…

本来のギターのいい音をすべてのギター弾きの方が体験することができれば,次第に感覚が鋭くなり,底面が出ていない音が判断できるようになってきます。

日本中のギターの音が良くなり,ギター弾きが調整不足の音の判断力が上がってくれば,必ずショップのリペアレベルも上がってくると思います。

結果としてみんながいい音を楽しめたらそれが最もうれしいのでした。ジグを使った感想が届いておりますのでご紹介いたしますね。


(ノ^_^) ハイ!

簡単に直角を出せるジグの価値はもちろんですが,この面取りとか添付の説明書のレシピもこれまた価値があるように思いますよ。



早速作業をしてみました。サドルの直角出し作業です。
作業自体は説明書通りですこぶる簡単な作業でしかもすこぶる満足な作業結果でした。

ギターは2台調整してみました。

1.M社 D-41カスタム
サドルは象牙です。10年以上前にカスタム製作を依頼したK社にて弦高を下げるためにサドルを調整してもらいました。
それ以来初めての調整です。

外してみると若干直角が甘い部分がありました。
しっかり底面を出して再装着したところかなり劇的な変化がありました。

●1弦と2弦がはっきりと太くしかも大きく鳴るようになりました。
それにより1、2弦と他の弦との音の違和感がまったくなくなりました。

●全体に音が締まり明瞭になりました。

●より箱鳴り感が増しました。

結論として、なんか別のギターに変身したような感じです。
もちろん良い方向での変身に嬉しい限りです。
このようなフィーリングをずっと求めておりましたので感激です。

2.日本のルシアー物です。
サドルを外したところ直角はほぼOKでした。
軽く仕上げて角の面取りが主な作業でした。これはまったくされておりませんでした。

●全体的に音が締まりました。
特に、1、2弦がより明瞭となりました。

このギターは調整前からほとんど理想の音なのでどれくらい変化するか楽しみでしたが、もっと理想の音になったので感激です。


このナットサドルジグの効果は絶大だと思います。
箱鳴り感や音の分離に違和感を持っている方はぜひトライしてみると良いと思います。
それでも満足しない場合は、それこそそのギターのトレードを考慮する時かもしれませんね。 - H




こちらは私がフォルヒのアディロンとマダガスカルのモデルを初期調整した結果ですが,基本はサドルジグとロッドレンチでの調整ですよ。

D25SGアディロンは43.5ミリナットでお世話になっています。Mです。

今日ギターを受け取りました!ありがとうございます!

前からかなり鳴っていたのにさらに音が深いところから鳴って前に飛ぶような感覚になりました!
隣に置いてある合板のギターさんがかわいそうになります(笑)

テンション感も軽くなり、さらに弾きやすいです!一度弾き始めると取り付かれたように弾いてしまいます!

良いギターとすばらしい初期調整をありがとうございます。

あとは自分の腕だけです(^-^; がんばります!

重ね重ねありがとうございます!



ご連絡が遅れて申し訳ありません。先日ナットサドルジグが届き、早速自分のギターに使用してみました。結果、音のバランスが良くなりました。とても満足しています。
 
良いお品物をいただき大変感謝しています。今回はありがとうございました。 - K
 

本日ナット、サドル用ジグ届きました(^^)

早速、使ってみたので感想を…

解説書を見ながらの、ほんの数分の作業時間で平面、垂直を出すことができました。

前に自作したときは数時間もかけて、結局削りすぎたり、途中で妥協したりだったので…
この素晴らしいジグに出会えたことに感謝です(^^)

音も低音の抜けが良くなり、バランスの良い音になった気がします。

次は調子にのってナット作成、調整に挑戦してみたいと思います。

素晴らしいジグをありがとうございました。 - F




お正月休みに使ってみましたぁ~! それで遅ればせながら感想なのですが…

もう、このジグすごいです!

まずマーチンのD-28のサドルに使ってみたのですが、すごく音のバランスが良くなりました! 実はずっと不満だったんですD-28(苦笑)
よくアコギの基準なんて言われるもんですから、数年前購入したものの「え~これが基準?」という感じで…
でもきっと弾きこめば良くなると思って半年くらいは弾いて弾いてしてたのですが、なんかイマイチで「これはきっと自分の腕のせいだ」ということで、最近はぜんぜん弾いてませんでした。

それが、ジグでサドルをチョイチョイといじってみると…すごく心地よい音が出たのでビックリです…(汗

その後、ギブソンJ-200、サザンジャンボ、ギルドとジグを使ってみましたが…
すごく心地よい音に生まれ変わって、マーチンはマーチンの音、ギブソンはギブソンの音って個性がわかりやすくなりました(驚
エレアコのコールクラークはさすがにあまり変化しないだろうと思っていたのに、これまた生音もライン音もすごい変化で驚きです。

あと4~5年早くこのジグを手に入れていたら…こんなにギター増えなかったのに(苦笑)

それから、大きさや厚さもすごく使いやすいサイズで、さすが新岡先生の日々の経験の中から生み出されたジクだということがわかります!

PDFの先生の秘法(笑)も素晴らしいですし、HPに惜しげもなく公開されているたくさんの情報も、
こんなに公開しちゃって後悔しないのかしらん?(←オヤジギャグ)と思ってしまうほど、「なるほど」と思う秘法ばかりで…今度はナット調整orナット作りにトライしてみようと思ってます!ありがとうございます!

とにかくすごいナットサドルジグでしたぁ~。 こりゃアコギを弾く人は全員必需品と言ってもいいくらいですね!
(ホントはジグがいらないくらいのメーカー出荷状態だと理想なんでしょうが…)

今後ともHP楽しみにしております! 素晴らしいジグをありがとうございました! - K



000-15M 購入時に弦高を下げてもらいました。改めてサドルを確認してみると水平は出ていましたが垂直ではなくピン方向に傾いています。
D-28 弦高調整のためクロサワ楽器マーティン館で調整してもいました。確認すると水平が出ておらず透かしてみると隙間から光が漏れてます。

それぞれ垂直・水平を確認しつつヤスリがけ…最後に面取りをして完了。ちなみに面取りはガラス製爪ヤスリを軽くあて仕上げ用爪ヤスリで仕上げました。作業はそれぞれ5~10分。

さっそく弾いてみると、まず感じたのが6弦の音が締まってます。表現すると今まで「ボン」だったのが「ズン」になった感じです。

さらに音の分離が良くなった感じで、サスティーンとリバーブ感も向上しました。
どちらのギターも同じような変化が出ましたが、D-28の方が効果がはっきり出ているようです。

通っているキター教室仲間のギターも調整してあげようかなと思っています。
ひとまずご報告まで、今後ともよろしくお願いいたします。 - S


昨夜ヤマハのCJ-32を弦交換するついでに初めて使ってみました!

その感想を一言で言い表すのならば、「びっくり」です!

というのも自分でもこのジグのように少し厚みのある物を紙やすりの上に置き、その側面を利用してサドルの底面を削ったりしたのですが、
垂直はなんとか出るものの、どうしても1弦か6弦側にほんの少し偏って削れてしまい、底面がきれいなフラットな状態にできません。

そして、何度か修正しているうちにサドルを削りすぎてしまい結局はショップにサドル交換を頼んだり、削りすぎずともこれ以上は無理だと諦めてある程度の底面が出た時点で妥協したりしていました。

そんなことが何度かありましたので、新岡さんのジグを使っても多少は苦労するのだろうなぁと覚悟していたのですが、全くの杞憂でした。

新品で購入したCJ-32のサドルは1弦と6弦側が接地していてその間はほんの少しくぼんだ状態でした。
しかし解説書にあるとおりに作業を行うと、ごく短時間でぴったりきれいに底面がフラットになるではないですか!

新岡さんのジグがない時の作業が本当にばからしくなるほど、簡単で短い時間でできました。
おそらく新岡さんの試行錯誤の結果、ジグはフラットに削りやすい最適な高さになっているのでしょうね。
(この高さは単純なようで、 けっこう難しいところだったんじゃないでしょうか?)

そして、肝心の音の方はといいますと、新しい弦に交換した事も影響はしてるかもしれませんが、それでもそのCJ-32は2ヶ月ぶりに弾いたわけで、ストロークするとボディ全体がよく響いて体にその振動がけっこう伝わってきます。

以前はそこまでボディが鳴っていませんでした。しかも久しぶりに弾くギターの最初はどうしても少しギターが鳴りにくい印象があるのですが、久しぶりに弾いたのに、そんな印象もありません。

いやぁ~、ここまで簡単に作業できて、しかも音もすごくなるとは思ってもいませんでした。

まだまだマーティンなど何本かありますので、弦交換のついでにパッと作業していきたいと思います。

こんないいものであれば、ぜひ日本中の、いや世界中のリペア担当者に使っていただいて、いやいやギターメーカーにも最終調整で使っていただいてそのギターが持つ本来の音にして欲しいものですね。

とても素晴らしい物をどうもありがとうございました。 -S



その後、リトルマーティン、OOO-28ECと調整しました。
効果の程は説明するまでもなく激変でした。

とくにECの変化には驚きというか笑いが止まりません。

もともと良く鳴っていたのであまり期待してなかたのですが、これほど伸び代があったとは....。
音の深みが全然違います。
たかがサドル、されどサドルですね。

こうなると是非ナットも調整したくなりました。
また、今後ショップなどでギター試奏の際は、サドル、ナットの調整後の音を考慮して善し悪しを判断すべきだと思いました。
本当にありがとうございました。 - U


Taylor314CEのサドルをはずし使ってみました。
サドルの現状を説明書通りに確認したところ目視では水平、垂直がでているように感じましたが、親指に両面テープを貼りゴシゴシと何回か往復させ、面取りをして装着してみました。

明らかに低音がハッキリ出るようになり、サスティーンが良くなりました。
たったの数分の手間でこれだけの改善になり驚いています。

今後は新岡さんのホームページ等で勉強し、自分でできる事は自分でやってみようと考えています。
ありがとうございました。 - I



まず、大変便利です!こんなに簡単に直角を出せるなんて、目から鱗です。

音はしゃきっとした、よくなったという印象です。
(基本エレキ人で、アコギ歴が短いのでうまい表現ができずすみません)

実は数本あるギターを下取りに出したのですが、これらのサドルを調整したところ、やっぱり下取りもったいないかな・・・という気分になりました。
結局、下取りに出してshellyのSS-MI(sumi製)を買いましたが、このクラスならサドルはバッチリかと思いきや、、、

さっそく調整しました(笑)

大変優秀な道具をありがとうございました! - A



ナットサドルジグ届いています。ありがとうございました。

私の所有ギターは高価なものはありませんが、早速試してみました。
作業自体は驚くほど簡単で、何ひとつ迷うこともありませんでした。

Stanford D5M(by Furch)とYAMAHA L31A(81年製)とYAMAHA L5(75年頃)のサドルをそれぞれ少し削っただけで、みなサスティーンが長くなり、体感する響きもよくなったと思います。特にL5で少し音詰まりしていたと感じていた所が消えてとてもうれしくなりました。

先生には申し訳ないですが、友人のギターも調整してあげたくなりました。
これからも色々なご開発をお願いします。 -M



先日お送りいただいたジグを使って、サミックAO-1のサドルを調整してみました。
このギターのサドルとナットはタスクで作った自作品です。

いただいた解説書どおりにサドル底面を仕上げてみました。ジグを使うといとも簡単にサドル面を平らに直角を作る事ができました。
そして出来上がったサドルを装着してみると確かに驚きの結果でした。

何よりも6弦各音それぞれの粒立ちが明らかになり、さらに全体のバランスが取れたのがはっきりとわかります。
曲を弾いてみるとだいぶ気持ちよく感じます。弦が古かったにもかかわらずその変化は明らかでした。

手許にあと二台ギターがあるので近いうちにチェックしてみたいと思います。どうもありがとうございました。 -H



以前から先生の記事は読んでいましたので、サドル底面の水平等には気を遣っていました。
ですが、なかなか水平や平面は出ないんですよね^^;
しかし、簡単に水平や底面がかなりの精度で出せるこの治具には、価格以上の価値を感じました^^

モーリス M-177-Ryに早速作業をしてみました。
このM-177Ryは、三木楽器で弦高調整をして貰ったのですが、水平と平面も悪くないというくらいの精度で完璧ではありませんでした。
そして、私が自分で調整した結果、かなりの精度で水平と平面を出せました。
この、自分でもかなりの精度が出せるというところが良いですよね^^

そして音色は弦鳴り感が薄くなり、かなりのリバーブ感を伴うとても甘い音色に変化しました。
胴鳴り感が凄く出て来ました。
エゾマツトップにマダカスカルローズサイドバックの本領を発揮してきた感じです。 -T



ご報告が遅くなりましたが、本日、やっとクラプトンモデルで試してみました。
このクラプトンモデルは、お茶の水の有名ショップで調整していただいたものです。

サドルのサイズは割ときっちり作ってくださっていました。ギターを逆さまにしても落ちてきませんし、外す時もペンチなどで挟んで軽く引っ張ってやる必要があります。

でも、問題の底面はといいますと・・先生のおっしゃる通りほとんど気にしていない様子です。

4~5弦の下あたりを底に1弦側と6弦側にカーブを描いています。おまけにガラス板に立てると後ろに傾いています。

早速、送っていただいたマニュアル通り作業してみました。

なるほど・・本当に簡単に垂直が出せますね!やすりの上でほんの数回こするだけできちっと底が出ます。

マニュアルにもあった通り、両面テープを使用すると力が入りやすく作業効率が上がります。

このジグのサイズも質感もまたいいですね。これだけでもセンスを感じます。机の空いたスペースで作業できます。


作業を終えたサドルをギターに戻して音を出してみましたが・・なんと劇的ですね!

予想以上に音の違いに驚きました。チューニングの時点ですでに音が違います。

プレーン弦に芯が出来たようです。倍音も増しました。

これまでは、音が力なく分散していくような感じがしていましたが、しっかり芯があり力強い音になりました。

メロディーが立ち歌いますね。これが本来の音かぁ・・という感じです。

おっしゃる通り、すべてのギターで試す価値があると思います。


先生の探究心、開発意欲に心から感謝です。今後も勉強させていただきます。

有難うございました!    - ギター講師 K


ジグ使わせていただきました!

私のアコースティックギターは恥ずかしながら低価格のギターなんですが,気に入っており使用しています。
(monogram CC-75)

スペックも価格の割には気に入ってるのですがイマイチ鳴りと音のバラつきが気になっていました。

以前D-28を所有していたので比べるとやはり   ヽ(´Д`;)ノ

サドルを確認すると少し斜めになっており底面が出ていませんでした。

ジグで底面調整とサドルの弦が当たる部分もHPを参考に調整したところ分離感とまとまりのバランス、芯があって煌びやかなサウンドになり低価格なギターでもここまで変わるのかと とてもびっくりしました!

知人に聴いてもらったところ格段に音が良くなったと褒められました!

メインで使用しているクラシックギター(ホアンエルナンデス)の方もジグで底面調整しようと思います。
このような素晴らしいジグを販売して下さり本当にありがとうございます! - K



ギターの調整の中で最も重要な部分はネックアングルですね。
なぜならこれが狂ったままブリッジ,指板,フレットを削ってしまうと後からは戻せません。修理にさらに多くの費用が掛かります。


でもネックアングルの次に重要なのは,サドルの底面ですね。

サドルの底面が平面でないと,音質もテンションも変わってしまいます。
このまま気づかずに調整を進めて,ナットをいじったり,ブリッジに溝を入れて見たりいろんなことをしてもとに戻せない作業をする事もあるかもしれません。

でも原因は違うのでした。


私が見てきたかなりのギターはサドルの底面が完全には出ていませんでした。
手工品のギターでもメーカー製でもショップで作ってもらったサドルでも大体同様ですね。




このJ45はおそらくメーカー出荷のままです。もしくは日本の代理店での作業でしょうね。




これもあるメーカー製ですが,買ったままの状態です。
メーカーだけではなく,これまで完璧に底面を出せたショップのリペアーはかなり少ないです。


この部分の重要性に気付かないリペアマン,ショップ,製作家が少なくないのが現状なのでした。


(T_T) ウルウル



恐らく誰でも何回か実験をするとサドルの底面が出ている時の音と出ていない時の音がわかってきます。

特に違うのは1,2弦のプレーン弦の芯がないように聞こえることです。もちろん音質も音量も下がります。

これはソロギターでは致命的な感じもします。


サドルの底面が平面でない時にもっとも問題なのは以下のように削れている場合です。
低音弦が接地しているのに,高音弦が接地しない場合です。






次のような実験をしてみましょう。



ギターはテイラーです。




このサドルは完璧に底面が出ていますね。この時の音を聞いてみましょう。

サドルの底面が正確に出ている状態の音


次にこのサドルをわざと1,2弦側だけを削ってみます。



1,2弦の辺りだけを削ります。



鉛筆でしるしを付けておいたので,すぐに削れた部分がわかりますね。




見事に1,2弦が浮いた感じになります。




ブリッジに付けて1弦側を押してみると6弦側が浮き上がってしまいます。
これで弦を張ると6弦側の力が強いためにおそらくほとんどの場合,逆に1,2弦が浮いてしまうことになります。

ではこのサドルの音を聞いてみましょう。


サドルの1,2弦をわざと削った音


どうでしょうか。

プレーン弦の力強さが全く違っているように思います。プレーン弦の音が引っ込んでいます。

これが原因でプレーン弦に力がないという音になってしまっているギターが結構あるのです。


(; ̄Д ̄)なんじゃと?


このように一部の弦が浮いた状態でも,巻き線は鳴りますので,ギター自体の箱鳴り感はある程度出ます。
それで,この弦の芯が出ていない音という症状はわかりにくいのです。

もしもこの原因が良くわからず,調整をはじめてプレーン弦の音が前に出ないから,あっちを削りこっちを削り・・・と改造してしまうと大変なことになってしまいます。


というかすでにそうなっているギターもあるかもしれません。


「(≧ロ≦) アイター・・・



皆様のギターもまずはサドルの底面をチェックしてみてください。

少し厚みのある定規のようなものに当てて,光に照らして隙間があれば,ちょっとこの手のサドルですね。
つまり音はもっと良くなる可能性があります。


(≧∇≦)b なるほどっ!


サドルの底面の重要性は良くわかりました。
でも自分はサドルの底面を完璧な平面を作れるのかという問題があります。


出来ますよ。


(・_☆) キラーン


開発いたしました。ナットとサドルを作るジグ(工具)です。



このジグがあれば角度が付いたナットもサドルの底面の平面も簡単に出せてしまいます。
セットはこのジグ(工具)とガラス板とガラス板を安定させる透明な厚めのビニールです。
これに最も切れる紙やすり2種類です。紙やすりも何でもいいわけではありません。


使い方を見てみましょう。




角度がずれたサドルがあります。




滑り止めに親指に両面テープを付けてサドルをジグに当てて削ります。

数回紙やすりの場所を変えて削ってみます。




ただこするだけなので,だれでもできると思います。時間にすれば数十秒ですね。

結果はどうなるでしょうか。





(ノ°ο°)ノ  オオオオ   平面に仕上がっています。

しかも直角ですね。


この底面の周りを少しだけ面取りいたします。



薄く面取りしてあるのが見えますか。


ブリッジの木材の密度と牛骨の密度は違うので,この面取りが重要ですね。






ガラス板に乗せてみれば直角が出ているかどうかが簡単にわかりますね。

人間のこの90度を感じる感覚はかなり鋭いと思いますよ。




このテストをしてみてください。ガラス板の上で力をかけます。


底面が出ていないとぐらつきます。平面が出ているサドルは力をかけても動きません。

でも弦が乗った状態はこのような感じですね。この時にぐらつきがあれば弦の音もトップにしっかり伝わらないですね。


O(≧∇≦)O イエイ!!


さらにナットの作成の際も底面を出すのに有効なのは言うまでもありませんが,もっといいことがあるのです。

ナット製作で難しいのは底面にアングルが付いているタイプです。



マーチンのビンテージタイプ,ヘッドウェイ,コリングスなどはこのタイプですね。

このヘッドの角度に合わせた感じの多くのモデルはマーチンに倣って15度だと思います。

これを一発で削るのはかなり時間がかかってしまいますが,このジグの反対側はどうなっているでしょうか。


ジャジャジャーン!



75度の角度が付いていて,これに当てて削るだけでアングルナットの底面の面倒な作業が一発で解消してしまうのです。


O(≧∇≦)O イエイ!!




片側に紙を挟んで角度を微調整すればほとんどのギターに対応します。
別に紙でなくて安定していれば何でもいいですよね。


両面テープを貼って滑らないように工夫しております。




紙を挟んで微調整すればこのような微妙な角度のナットも作れてしまいます。

昔はカンでやっていましたので,角度が合うまで何度も何度もやり直したこともありました。



(ノ_<。)うっうっうっ   これで苦労が報われるというものです。


このナットサドルジグはかなり画期的な感じがしますよね。


(o⌒.⌒o) ウムウム


皆さんの手持ちのギターを数分間で本来のギターの音に劇的に変化させられます。

さらにはナット,サドルを自分で交換してみたいという場合も有効ですし,さらにはギターショップやプロのリペアマン,ギターの製作家の方にも使っていただきたいと思うくらいです。


このジグの完成まで試作品をいろいろ作りました。


 

素材もサイズも微調整しながらいろいろ作りました。時間もお金もかけてしまいました。




最終的に形が決定されました。でも精度がある程度高いものが欲しかったので,幾つかの会社に同じものを依頼いたしました。

わかったのはこのような薄くて長い棒は意外に作るのが難しくて,研磨の工程が必要でした。

研磨まで日本製でやってもらうと非常に高価なものになることもわかりました。




日本製Aの研磨なし。面がどうしても少し粗くなります。





中国製の研磨ありの場合こうなります。


これにガラス板が必要です。これも各社お願いしてみました。



これも仕上げも値段も様々でしたが,いいものが見つかりました。
ガラスも2メートルを超える長さになるとしなりが出て,まっすぐではないのですが,20センチ位だとほぼまっすぐと見ていいと思います。一般にサドルは8センチ以下ですし。





さらにガラス板の下にビニールの下敷きがあれば安定感が違いますね。




この下敷きがあれば,板はかなり安定します。


これにさらに紙やすりですね。紙やすりも一種の刃物でこの切れ味と耐久性は仕上がりに大きく影響します。
長年使っていて変えられないのがこの紙やすりですね。三共理化学の空研ぎ用がいいです。

目が詰まらず長く使えるのも特徴ですね。
この紙やすりも180番と400番が2枚ずつセットになります。


これにわたしのオタク研究の結果のサドル底面の出し方とナットの作り方,ナット溝の切り方のポイントを解説した解説書をセットいたします。

毎回の入荷個数に限界がありますので,初回は早い者勝ちになるかもしれません。


ナットサドルジグのセット 全国送料込み 12000円  
初回は20名様限定になります。





1 ナットサドルジグ
2 ガラス板
3 ガラス板の下敷きビニールマット
4 三共の紙やすり4枚
5 サドル底面の出し方とナット製作の秘訣の解説書5P(PDFで考えています)

   ナットの製作には溝の角度とかテンションの調整の方法なども加えてみました。



今皆さんがお持ちのギターのサドルの底面を調整すると,一般には0.1~0.2ミリ位底面を削ることになります。

でも12Fでの弦高はサドルの高さの1/2で変化しますので,0.2ミリ削ったとしても弦高はわずか0.1ミリしか変わりません。

弦高は実際には下がるのに,音は低音も高音の切れ味もアップします。

何よりプレーン弦の音が違いますよ。これはソロギターではかなり大きな違いだと思います。


このナットサドルジグのセットをついに販売できるのは私もうれしいです。


(≧∇≦)b OK!


これで数十秒調整するだけでギターの音がかなり変わりますので。


ぜひお試しくださいませ。

ぜひ一家に一つギターオタクの必需品ですね。


発送時期などお問い合わせくださいませ。


(⌒^⌒)b だね


ナットサドルジグの 問い合わせはこちらから 






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アコースティックギター弦 JohnPearse JP#600L

これも時々使います。  JohnPearse JP#600L



アコースティックギター弦 DAddario EJ-16-3D

録音などの際は定番です。   DAddario EJ-16-3D



Martin&amp;co マーティン アコースティックギター弦 MSPLUS-4100 Light Gauge

コーティングだけどすごくいい感じ。  MSPLUS-4100 Light Gauge



KMP アコースティックギター教本[改訂版]中川イサト編著

KMP アコースティックギター教本[改訂版]中川イサト編著



John Pearse / String Swipes

たまにナット溝のすべりが悪い時に使います。  John Pearse / String Swipes



MARTIN M2100PK3 LGT 3SET PACK アコースティックギター弦

コーティング弦よりもこれを3回変える方が多いですね。  MARTIN M2100PK3 LGT 3SET PACK



Dean Markley ALCHEMY/2045/12-54 アコギ弦

岸部さんが愛用していたと思います。  Dean Markley ALCHEMY/2045/12-54 アコギ弦



Elixir エリクサー / Acoustic Phosphor Bronze Guitar Strings (Light)【アコースティックギター弦】

コーティングの定番ですね。  Elixir エリクサー / Acoustic Phosphor Bronze Guitar Strings (Light)



Martin&amp;co マーティン アコースティックギター弦 MEC12 Light

マーチン弦ではこれもすごく好きです。耐久性があります。  マーティン弦 MEC12 Light














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