アコギが楽しくなるお役立ちグッズです。
自宅録音関連とか,湿度対策などなど。
ぜひお試しください。


アコギの自宅レコーディングの話


2007年7月23日のトミー・エマニュエルライブの翌日横浜であったギタークリニックに参加しました。

トミーからギターが上手になるためのいくつかの提案がありましたが,そのひとつは「自分の演奏を録音しなさい」でした。

自分の演奏を客観的に聞くというのは勇気がいりますね。

聞いてみると時々 あらら・・・・ということもあります。


(ノ^_^) ハイ!


でも,それが大切なことですね。
自分の演奏を自宅で録音してCDなどにして聞いてみることができれば上達にはかなり効果的ですね。

自分では良かったと思っていたのに,実際はパシパシ強く弾きすぎだったりということにも気付かされます。

では,どうやって録音するかです。


私もHPに音を乗せるためにいろんな方法を試したりしました。
録音に関する質問が多いのでここでご紹介します。


当初はこんな感じのUSBものも使ったりしました。





USBで簡単そうだし,ギターもマイクも入るし,良さそうと思いますよね。

もしもミキサーがあれば,これもいいかなと思ったりしますよね。
パソコンにつないですぐに録音OKみたいな気になりますよね。




これならきっとさらに高音質な気がしますよね。
これも使ったことがありました。




でも,宣伝文句に踊らされていはいけません。


∠( ̄∧ ̄) ラジャ!


やはり,もっと実際に録音してみた人の感想とかを聞くべきですよね。
確かにこれらを使っても録音はできます。

でも,音質はどうでしょうか。

USB1.1はデータの転送速度が低いです。
CDRを焼いても8倍まで出せません。

では,USB2.0ならどうか。もちろん早くなりますが,CPUに負荷がかかります。
そうすると,ノイズが入りやすくなります。

それで,パソコンにパワーがないと実際のところ本来の数字が出せずに理論値になって行きます。

それで,プロのレコーディングでUSBというのはまずありません。
FIRE WIRE というのはマックの言い方ですが,IEEE1394と同じものですね。

アレシスのミキサーにUSBでつながるミキサーがありますが,本当に音を録るにはその上位機種のFIRE WIREのバージョンを買う必要があります。倍くらい値段が違います。


スピードの理論値はUSB2.0よりも低く書いていますが,PCに負荷が少ないので実質のスピードは出ますし,何よりも動作が安定しています。環境によってはFIREWIREの方が早い場合もあり得ます。





これで,PCで録音すれば,デスクトップミュージックというか,いつもの部屋がレコーディングルームになってなんかかっこいいと思ったりしましたが,よーく考えてみましょう。


これでアコギを録音するには,マイクを買って,ケーブルを買って,スタンドを買って,本体を買ってつないで,パソコンを立ち上げて,パソコンのソフトを起動して,音量を調整して,ようやく録音です。

ここまでいくらのお金と時間がかかるかです。


ダメ! (T∇T )( T∇T) ダメ!



すぐに録音できないとだめなんです。

椅子に座って,ギターを構えて昔のラジカセみたいにすぐに音が取れるのが理想です。

そう考えると,録音機にマイクが付いているのがいいんです。


これで,マイクを買わなくてもいいし,スタンドも,ケーブルも,セットもしなくてもいいんです。

さらに,言えば録音機はメモリー録音がいいんです。


(  ̄O ̄)ホー


ウィンドウズ95が出る以前にハードディスクレコーディングをしたことがありました。
HDDがまだ3GBとか大きくて6GBの時代です。

この頃にミキサーにボードを付けて,外付けのHDDで録音したら,ハードディスクの回転音が録音されてしまうのです。

これは困りました。


パソコンの中に高速回転するものがあればそこから電磁波が出ます。
HDDもファンも回っています。
電源も大きくなると唸ります。


これらはラインの録音をする時に,影響します。
パソコンに近づくとノイズがラインに乗りやすくなります。


こういう経験からHDDのレコーディングは私的にはいまいちです。
理想はメモリーレコーディングです。

それで,私はローランドのR-1にして,メモリーは1GBを積みました。

しかし,今はさらに小型の改良型が出ました。

ローランドの R-09です。



R-1はコンパクトフラッシュのメモリーでしたが,R-09はSDカードになりました。
普及しているメモリーが一番いいです。




また別売りのマイクスタンドで位置もかなり自由にセッティングできますが,本当にマイクスタンドに取り付けが可能なところがいいんです。

アコギをかまえて自由な位置にマイクスタンドにつけて設置できるのです。

マイクの位置がアコギ録音のかなめになりますね。






録音の音質ですが,MP3はもちろんです。
HPの音源用ならダイレクトにMP3を録った方がいいかもしれません。


AUDACITY というフリーソフトで編集できますので。
これはかなり優秀なソフトです。

検索してみてください。
最近はこれを使っています。


また,CDにする場合は24BitのWAVE録音が可能です。

CDが16Bitです。DVDが24Bitです。明らかに24Bitが音質的にきれいです。


最終的にCDにするために16Bitにダウンするとしても,24Bitの録音は意味があると思いますよ。




R-09よりも安くという場合にはこれもあります。




ZOOMのエフェクトはそれほど好きではありませんが,録音機はいいかもしれませんね。

とにかく,小さく,軽くというのがいいんです。

便利さはすべてに勝ることがありますね。


(≧∇≦)b なるほどっ!



いずれも録音した音源はUSB2.0でパソコンへデータ転送します。
それをAUDA CITYで編集して,音源を作ります。

押尾系のサウンドはライン録音するよりもスピーカーやアンプから出た音をその前にこのレコーダーをおいてマイク録音した方がノイズから解放されますし,クリアーに生っぽくできますよ。

さらにアコギにマイクを向けながら,周りでアンプの音を鳴らしてマイクに両方の音が入るようにするとこれまた新しいサウンドを録音できたりしますよ。


スピーカラから出した音を録音すればそれだけでかなりのレベルに達しますよ。

一度サウンドレコーディングマガジンなどの雑誌の記者にでも試してほしいくらいです。



でも,自分的にこれがかなりいいかなと思う機材もあるんです。




またもやコルグかといわれそうですが,このビット数は1Bitです。が,周波数が違います。
2.8MHzになります。CDは44KHzです。

キロヘルツは1000ですが,メガヘルツは1000000(百万)です。

CDは44100ヘルツになりますが,コルグのMR-1は2822400ヘルツになります。
ビット数が違ってもこの横軸の広さはすごいでしょう。


この機械がおそらくコンパクトレコーディングの最高峰になると思いますが,問題はハードディスクでメモリーではないという点です。

この次の機種がメモリー対応ならぜひこれを買います。


これの上位機種のMR-1000というのがありますが,これがあれば本格的なレコーディングは可能だと思います。
実際にプロも使っています。


1ビット技術で録音されたCDがあります。
アコギマガジンにも取り上げられたフェイキーのCDです。




http://www.fakie.jp/


簡単に自分のギターを録音できて,それがCDにもなるとすれば昔には考えられなかった進歩ですね。

ぜひ,機械に弱い方でもラジカセ感覚で使えるこのメモリーレコーダーはお勧めです。


R-09でもH4でも好みでいいと思いますよ。


どちらも昔の録音をはるかに超えたものが録れると思います。





湿度対策の話

ギターの素材はほとんどが木ですね。
そうなると湿度の影響を受けないわけにはいきません。

マーチンギターのメンテナンスブックに気温22度,湿度50%を保ってくださいということが書いてありますが,本当に日本でそれは可能でしょうか。
年中その気温を保つために24時間のエアコンを入れている人の方が少ないと思われます。


( ̄ヘ ̄;)ウーン


夏場の気温が36度を超えたりする昨今の気候で,皆様のお部屋は日中どうなっているでしょうか。
気温が高くて湿度も高いとギターはどうなるでしょうね。

単板のギターを買ったら(単板じゃなくても)最初に買うのは温湿度計ですね。

これを見る習慣から始まります。

どれくらいの温度と湿度で人は不快になるかですね。
人が不快な場合はおそらくギターも不快だと思います。

人間がいられるところに楽器を置くというのが基本ですね。

高音の車の中に人がいられないなと思うのならギターも耐えられません。
ノリが柔らかくなり,ネックは曲がり,トップは変形する可能性があります。


私はこの手のものをギター部屋に置いています。




普通の湿度計で十分だと思います。
良く見る習慣の方が大事ですね。

湿度が高いようであれば,エアコンをいれる,除湿器を使うなどしています。

でも,関東,関西よりも東北は有利です。
相対湿度が50%というのはその気温で50%という話ですので,気温が低い東北は絶対的に湿度が少ないことになります。

実際,関東と東北でギターのネックは動きます。
ギターを東北から関東に持って行くと,ネックが少し動くんです。


(」゜ロ゜)」 ナント!!


これが意外に知られていないかもしれませんが,大切なことなんですね。
秋田でばっちりに調整して関東に送ると順反りになります。

東京のショップがばっちりに調整して東北に送ってくると,逆反りぎみになります。
昔々実はスタジオMにネックがまっすぐ過ぎることを何度かメールしてしまったことがあります。

それは,水野さんが悪いんではなかったのです。
愛知の湿度と東北の湿度の違いでした。ネックが動いていたんですね。

水野さん (ToT)>゛スミマセンデス。


わたなべゆうが秋田にギターを持ってきたら逆反り気味になってしまいました。
全国ツアーをするのであれば,ネックはアジャストの方がいいかもしれませんね。



湿度が高い時期には何か対策をしたくなりますね。
ケースの中にはこれを入れると気休めになります。

(⌒Θ⌒)ぷぷぷっ♪




これも似たようなものですね。



こういう小さい温湿度計は最高と最低をメモリーできるのがあります。
それで,ハードケース内の様子を知るという方法もあります。

日中部屋にいないので心配という人は試してみるのはどうでしょうか。




でも,気休めの乾燥材でよいという場合は,香り付きというのはどうでしょうか。







私はこれに似たものですが,サウンドホールにつけるタイプのものを使っています。

やはり,ボディの内側の塗装されていない部分が最も影響を受けますよね。




でも,部屋の湿度計を良く見て,40%~60%を保つようなら大丈夫ですよね。
時々除湿,時々エアコン。

部屋そのものが湿気を持つとギターケースの中に乾燥材を入れるのもむなしい気がしますよね。

o(ToT)o ダー


以前に長野でギターを弾いたら音が良くなった気がしました。
あれは,乾燥していたからだと思います。

おそらくアメリカで弾いたらもっといい音に聞こえるのかもしれませんね。
いつか試してみます。


部屋の湿度管理が大切ですね。




その他のアクセサリー類

弦ですが,いろいろ試してみても最後は昔から使っていた,ダダリオEJ16に戻ることがあります。





フォスファーはもちろんですが,ダダリオは音色に張りとか艶の部分を感じますね。
3弦,6弦は,マーチンのライトに比べて細いので,テンションも少し低くなります。

多くのプロも使っていますよ。ぜひ一度お試しください。


ライブなどで移動して,その場でスタンドが必要な時に大きなスタンドを持ち運ぶのは大変ですね。
持ち運び用のギタースタンドはこれが便利です。



軽くて小さいが今の時代のアコギ界ではトレンドだと勝手に思っています。


部屋にギターが多くなるとただおいておけなくなりますね。
私のギター部屋にはこの4台入れられるラックがあります。
これも便利ですね。安定していますので安心です。ハードケースごと入るサイズです。




足代も最近は良く使いますが,昔持っていた,木製や大きいスチールのものは全部使っていません。
今はこのアルミ製で220gというこれにしました。
これはいつもカバンに入っています。これ以上重いと持ち運びがだめですね。



この足代を家用にも使っていますが,大変重宝しています。
生徒さんもほとんどがこれを選んでいましたよ。



昔はドルフィンからベスペコというイタリア製のイスを買ってそれを持ち運んだりしたこともありました。
あれは重かったですね。値段も高かったし。
でも壊れやすかったんですね。というかネジがゆるみやすかったですね。

このベスペコもどきの椅子は使っている生徒さんがいますが,ほとんど本家と変わりません。
ネジなどの部分は本家よりも良いかもしれません。




座る位置とか足の位置にこだわる人は使ってみてはどうでしょう。





最近はアクセサリーだけではなく,アマゾンにギターまで売っているんですよね。
本当にここからギターを買う人がいるか,買った人がいたら教えてください。

(* ̄m ̄) ププッ



デパペペギターですね。



ビンテージタイプですね。




アクセサリー類はなくてもギターは弾けますが,あるとギターが一層楽しくなりますね。

O(≧∇≦)O イエイ!!




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