アレシス ProTrack
iPodを使ったレコーダーです。
この音はアナログ的ですよ。

デジタルにはいろんな不思議があります。

昔から思っている不思議のひとつは,焼いたCDRの最初の音はおかしいということです。


ヽ( ̄~ ̄ )ノ ハテ?


CDRに音楽を焼いて,車のCDで聞きますよね。

その最初の1回目の再生は音が曇っているのです。


いつもそう感じます。


ある時は自分のCDのミックスダウン後の確認用マスターCDが送られてきましたが,車で聞いた一回目ははっきり言っておかしな音でした。

曇っています。
こもっています。

音源が遠い感じに聞こえます。

これはだめだという音がします。


o(ToT)o ダー


でも,2回目に再生すると結構いいのです。
上下のレンジが広がり幕が一枚取れた感じになります。


他にもレコーディングの際に発見しましたが,USBやファイヤーワイヤーのケーブルは短い方がいいということです。

その音質劣化の程度がはっきりとわかるというか,時にはいやになるくらい違ったりするのです。

PCとADコンバーターの距離は短く50センチくらいでつなぐ方がいいですね。
便利さを選んで4Mとか5MのUSBケーブルを使うと音はかなり劣化してしまいます。

デジタルの方が劣化が激しいとも言えます。これも不思議な世界ですね。



最近車がトヨタになり,カーオーディオも変えました。
その際にいろいろ調べましたが,USB接続の端子があるカロッツェリアのDEH-P640にしました。

この値段でこのレベルの音がすでに手に入る時代になったんだと思えるオーディオです。




何よりも,iPodがそのまま接続できて,カーオーディオのリモコンでiPodを操作できます。

その音質を一度聞けば,恐らくほとんどの人がCDとの違いを感じると思います。


CDの読み取りによる再生ではなく,iPodからWAVファイルを直接再生する音質のクオリティは圧倒的に違います。

情報量が違うと思います。声が生々しいですね。

平井堅がその場で,名曲「思いが重なるその前に」のイントロをアカペラで歌っているような気持ちになりますよ。




これは明らかにCDよりもメモリやHDDから再生する方が情報のエラーが少ないということを意味していると思います。


このパイオニア製のDEH-P640はUSBメモリを直接挿しても,何でも再生できるのです。


(ノ°ο°)ノ オオオオ


それで,今は16Gの普通のフラッシュメモリに音源を入れてiPodも使わずに音楽を聴いているのです。




その音ですが,非常にいいのです。


感動しますよ。


CDではちょっと味わえない音ですね。

MP3でもこれだと耐えられます。

さすが,昔からオーディオのパイオニアとして鳴らしただけのことはありますよ。


(≧ω≦)bグッ



でも,ダウンロードしたMP3ファイルをこのカーオーディオで再生する時ですが,一回目と2回目では音が違うのです。

一回目はだめです。


曇っています。こもっています。


(T_T) ウルウル


この現象は何が原因が分かる方がいればぜひ教えてくださいませ。


とにかくデジタルは一回目の音がだめなのです。
2回目,3回目の方がずっといい音に感じられるのですね。

不思議です。

ギターも似ていますね。
到着したばかりではやはり音を判断できないのですね。

気候に鳴れて弦高が安定してから出ないと本来の音が出ないものですね。


(ノ^_^) ハイ!


デジタルの不思議のもうひとつの要素は,数字と音の良さが比例しないことですね。


\(◎∠◎)/オウ~ビックリデース



例えば,24ビット96KHzというスペックはCDの規格である16ビット44.1KHzよりもずっと上ですね。

情報量が全く違います。


では,16ビット44.1の録音は必ず24,96に負けるのかというとそうでもないのです。



(; ̄Д ̄)なんじゃと?



トミーがこよなく愛して使っているリヴァーブはアレシスのミディバーブⅡですね。

ⅢもⅣも存在していますが,Ⅱを使っているのです。


私もアレシスがとても好きなのです。


(ノ^_^) ハイ!


実は高音質CDとして知られている,アルグム2を作り出した赤坂工芸でもアレシスのCDレコーダーを使っています。
マスターを作る際にはこのアレシスの音が重要なのですね。

でも,新型ではなくある時代の機種がいい音がするのです。


アレシスは非常にいい音ということを理解していて,数字ではなくいい音の商品を作りますね。
アナログの回路部分がいいなと思える商品を作りますね。


つまり,古くてスペック的には低いのですが,出てくる音はいいという現象があるのです。



(」゜ロ゜)」 ナント!!



これはデジカメの世界でもあります。

1000万画素になれば昔の200万画素よりもいいような気がします。


でも実際に写真を取って比べてみると,昔のカメラの方がいい色に出ることがあります。

画素数が重要というよりももっと別の要素があるように思えてきます。

今回の写真は撮影時点でバッテリーが切れたために一番最後の写真だけがリコーのカメラで,他はルミックスです。
リコーのカメラの写真の感じが私は好きですね。

画素数とは関係のない基本的な性能の違いがありますね。


画素数は200万台ですが,昔のSANYOのデジカメが実際にヤフオクで高値の取引がなされています。
数字と画質があまり関係がないともいえるひとつの例ですね。



音もそう思えることがあります。


iPodの16ビット44.1というCDと同じ規格であっても,iPodの音の方が温かみがある,より昔のアナログ的な感じがあるのです。

中域の音の密度が濃いような気がしています。

デジタルくさいぺラッとした薄い音があるのです。


我が家の子どもの意見では,「スプレンダみたいな甘さ」と言っていますが,砂糖のガツンと来る甘さに対して,最近のコーヒーの糖類ゼロに使われているアスパルテーム系の軽い甘さみたいな感じでしょうか。


音にも骨太のそういう音と,数字的にはすごいのですが,音の密度が薄い感じの音があります。


iPodで音を聞くとアナログ的ないい感じがします。

iPodをそのまま録音に使ったらいい音が取れそうな気がしませんか。


そういうレコーダーが存在するのでした。




アレシスのプロトラックといいます。

私も早速入手して使ってみました。




箱入りです。





iPodは私の120Gクラシックですね。もちろん別売りですよ。





両面テープが付いてきて,お手持ちのiPodのサイズによって両面テープの厚みが違ってきますね。




貼り付けました。




セットしてみました。カバーをはめてみます。





なんだかかっこいいですね。





ヘッドホンもつなげて,マイクも2本ステレオで入り,ファンタム電源が仕えますので,コンデンサーマイクもOKです。




ヘッドホンのボリューム,リミッターがあります。




反対側は充電もありますが,録音中はノイズのことを考えて充電はしませんよ。





風除けのスポンジも付いてきます。
ボーカルとか野外の録音の際には役立ちますね。

スクリーンとかウィンドーなどといいますね。





裏にはゴム足が付いていて,テーブルにきちんと高さが揃って乗りますよ。




裏のネジがちょうどカメラ用の三脚に合うのです。


O(≧∇≦)O イエイ!!



これだとマイクスタンドも要りませんね。




これは便利ですね。

安定感もカメラ用が良かったりしますね。




(リコーのカメラの写真です)




PROTRACKを実際の録音にも使ってみました。

その音質ですが・・・



いいと思います。


iPodのよさが出ています。


マイクレベルのボリュームがありますが,上げるとSNが悪くなってノイズを感じますね。

それで,マイクのボリュームは上げすぎず,2時くらいまでで使うようにして,後はギターをマイクに近づけて弾く方がいい音に取れそうです。

このマイクに近づいても音が割れにくいのがアレシスのよさ,ヘッドルームの広さといいますか,いい音で取る秘訣でしょうね。


iPod録音したものは一度PCへつないでiTunesでHDDへデータ移動する必要があります。

ここが録音してすぐ聞ける他のメモリーレコーダーとの違いといえば違いですね。



便利さを取れば,ケンウッドやタスカムなども優秀だと思います。





しかし,PROTRACKは安いですよね。

iPodをすでにもっている方にはいいかもしれませんね。


この音は昔のアナログのような密度を感じるとても好きなタイプの音ですね。


もちろん,市販のCDを作れるほどのクオリティはないですが,一般に自分でCDを作成するにはかなりいい音だと思います。


実際に音が聞けるページはこちらです。

Pro Track の音が聞けるマーチンD-28V ネックリセットのページへ


これで録音してフリーソフトの AUDACITY で編集して,MP3にしています。


数字のスペックと音は必ずしも同じではないひとつのお話でした。


デジタルにはいろんな不思議がありますね。
皆さんも自分の耳を信じていい音を追求してみてくださいね。



(≧∇≦)ノ ハーイ♪






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